1:農薬・化学肥料を使っていない

農薬や化学肥料を使った方が成長が速いですし、管理も容易です。しかし大地と雑草が持っている栄養をじっくり吸収してもらい、野菜自身のペースで育ってもらった方がおいしいものになると、僕は考えます。実際に風天の野菜は味が濃い、と好評です。姪っ子の名言「なんでキュウリに味があるの?」は、おそらく一生忘れられません。

また農薬・化学肥料を使うほど害虫がつきやすいという説もあります。本来ないはずの成分を感知して、自然の摂理として"薄める"べく、虫が寄ってくるのでしょうか。

2:固定種や在来種がほとんど

現在スーパー等の店頭に並んでいる野菜の多くは「F1種」と言い、人間は欲する色・味・形・サイズ・耐病性などを狙って品種改良が進められたものです。固定種や在来種は、好ましい特徴の野菜を育てては種を取り、また育てては種を取り…と選抜し、特徴を「固定」してきたもの。育ちはバラバラですが、F1種よりも野菜本来の味が楽しみやすい品種群です。

例えば画像のキュウリは「四葉(すうよう)キュウリ」といいまして、イボイボが特徴的なキュウリ。表面から白い粉が吹いたりしますが、これは「ブルーム」と言ってキュウリが自衛のために出すもの。それを農薬と勘違いされることを恐れ、ブルームが出ないように改良を加えられたのが今日の綺麗なきゅうり「ブルームレスキュウリ」です。見た目は良くはありませんが子供もビックリのおいしさですよ!

なおごく少数ですがF1種も栽培しております。

3:少量多品目栽培

年間を通じておよそ100種の野菜を栽培しています。少ない種類だけを作っていると管理も効率的ですが、天候や病虫害でその野菜たちがダメになれば、お届けすることができません。しかし少量多品目であれば結果的にリスクヘッジとなり、いつも何かの野菜がお届けできる状況を作りやすくなります。お客さんの求めに応じて作付けを考えることもあり、品目は随時変動しています。ぜひ四季折々の、里山の旬をお楽しみいただければと思います。


農薬や化学肥料を使いませんと、元々その土地になかったものはほとんど畑の中に入りません。また植物は本来色々な種類が共生し、混沌とした状態であってこそ、バランスが保たれると思うのです。

このようなやり方ですので、畑では野菜が思い思いのペースで成長します。農薬の廃ビンや廃液もでませんし、土の中に人工的なものや外来の菌も入りません。収穫も全て手で行いますので、農業機械の排気ガスもだいぶ抑えられているはずです。雑草が伸びすぎたら、除草剤を播くのではなく草刈りです。きっと、昔の畑はこんな雰囲気だったのではないでしょうか。時代に逆行しているでしょうが、僕はこのスタイルが気に入っています。

作付表A作付表B